ウエストホームズ談話室
紀要も発行されたのですね - 大井川渡
2017/01/06 (Fri) 19:52:47
関西のシャーロキアンの皆様、明けましておめでとうございます。関西から遠いので談話室で御交誼を願っていますが、本年もよろしくお付き合いください。
hibikiさんによれば『ホームズ紀要』の新しいものが発行されたとの事です。私は時々国会図書館で閲覧しますが、この号はまだ入っていないのでしょうね。ホームズ論文が8編載っているとの事ですが、この内で「目玉」はどれでしょうか。
冒頭の2編を読んたところでは - 期待民
2017/01/07 (Sat) 15:42:38
どの論が目玉なのか私にはまだ判断はつきかねますが、
到着した紀要を冒頭の2編だけ読了した時点での感想を
申し述べます。
巻頭言「誰もやっていないホームズ研究」平賀三郎氏
ノーベル賞の大隅博士の言「他人がやっていない
分野を手掛けて新しい発見があった」を引いて、決
まりきったホームズ豆知識で論じるだけではなく新
しい分野に取り組むように奨めている。現在のJSHC
で最も大切なことである。
「ホームズ物語とアメリカ」長谷川明子氏
フルブライト留学生としてアメリカ留学した著者が
アメリカ社会や歴史に関する深い知識に基づいて
《黄色い顔》と《オレンジ種五つ》を論じる学術論
文にも匹敵する力作。ホームズ学のレベル向上に
大いに寄与している。
Re: 紀要も発行されたのですね - 宝塚踊子
2017/01/09 (Mon) 16:18:26
私が新鮮に感動したのは飯森さんの「モリアーティ教授の著書について」でした。
約五十年前の数学で苦労したことや論文を出せと言われて論文て何ですかと聞き返したことなど懐かしいです。
またtreatiseとthesisについても調べられており、十年前エデインバラ大学でのコナン=ドイルとベルのホームズ展のときに彼がエディンバラ大学より1885年にMDを得たときの学位論文はthesisと書かれていたような記憶があります。
大変難しいこともありますが愉快なモリアーティのことが解り喜んでおります。
Re: 紀要も発行されたのですね - hibiki
2017/01/10 (Tue) 15:17:55
どれも目玉に違いありませんが、取り上げるエピソードによって好き嫌いが生じるかもしれません。
これを機会にあまり馴染みのない事件簿も合わせてお読みいただくとまた新たな発見がおありになるかと思います。