ウエストホームズ談話室

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ホームズファンのための談話室です。どうぞおくつろぎください。  

るるぶ軽井沢にホームズ像記事 - KOKAGE

2017/10/27 (Fri) 00:36:41

軽井沢のタウン誌「るるぶFREE軽井沢」の秋冬号に、追分のホームズ像の記事が、かなり正確に紹介されています。トップページの「軽井沢クエスト」かなり大きなすぺースで、内容も正確です。今までは、載っていなかったり、載っていても簡略に書かれているものが多かったですが、この号は写真も良くできています。

広告料でも払ったの? - 箱根七里

2017/11/13 (Mon) 14:18:01

るるぶのようなタウン情報誌は、広告を出した店を「美味い店」とか「絶品のみせ」と写真入りで掲載している。正確にはガイドというより宣伝誌である。ホームズ像は宣伝料を払ったのでしょうか。また宣伝に使われたからと言って喜ぶのですか?

商業出版物でも出ないよりもマシ - 村雨

2017/11/16 (Thu) 04:22:25

確かにこの雑誌というかパンフというかは広告と宣伝を目的とする商業出版物です。そこに出たからと言って一喜一憂するのはまるで子供ですが、それでも軽井沢地区で配っている版ならホームズ像が出た方が良いではありませんか。現地でホームズ像がJSHCの自己満足で終わっているのではダメで、せめて観光施設として受け入れられているかに関心を持ちます。
我々は文化団体です。商業利用に大喜びするのではありませんが、素直に片頬か両頬をゆるめておけばいいんでは。

広告宣伝誌でも扱いが問題 - 浦和レンズ

2017/11/28 (Tue) 14:41:48

広告宣伝誌に出たからといって子どもみたいに喜ぶなとの警鐘はもっともですが、広告宣伝誌の冒頭の観光ガイドページに掲載されたのだそうですから、これは喜んでいいと思います。それよりも某クラブのBS通信が不動産屋の広告にディアストーカーをかぶった子供のホームズがつかわれていたといった他愛のないニュースばかりを載せていたので、私めは翌年のクラブ会費を払わず退会しました。クラブも幼児化現象に陥ったと言えませんか、、、?

Re: 広告宣伝誌でも扱いが問題 - 木下信一

2017/11/29 (Wed) 07:54:29

>BS通信が不動産屋の広告にディアストーカーをかぶった子供のホームズがつかわれていたといった他愛のないニュースばかりを載せていたので

ええと、私は「日本ルイス・キャロル協会」というところにも所属しているのですが。
この協会のニューズレターにもアリスやキャロルの情報コーナーがあります。新刊案内や映画の案内なんかもありますが、多くは「こんなグッズがありました」「このコマーシャルでアリスが出ています」というようなものです。
ただ、会員の中でこれを「幼稚だ」という人はいません。

日本ルイス・キャロル協会というのは、アマチュアのアリス好きと大学の研究者両方が集まっている団体で、本職の学者の数だけでいえば、おそらくはホームズクラブよりも多いと思われます(学会登録もされています)。
では、なぜこの会ではそういった情報を「幼稚だ」とは言わないか。
学者さんというのは、日々研究に没頭しているわけで、自分の研究に役立つ情報を毎日探しているわけです。そういう「自分で情報を探す苦労を知っている人」は、一見他愛ない情報を得るためにどれだけアンテナを張り、努力や苦労をしているか解るのです。それと、自分にとって他愛ない内容が、他者にとっては素晴らしい研究材料となることも理解している。だから、他愛ないというような理由で情報を切り捨てたりしないのです。

一見、他愛ない情報でも、結構奥が深く、それを見る人間を試すようなところがあります。

Re: Re: 広告宣伝誌でも扱いが問題 - 木下信一

2017/11/30 (Thu) 08:12:58

ちょっと、先の発言では説明不足だったかもしれません。
一見他愛ない情報というのが、実は大事なのだという話。

学問の一分野に「文化史」というものがあります。ホームズに沿っていうなら、「日本で文学としてのホームズ物語がどう受容されているか」を研究することなんかが、これに当たります。そういうと最初に思い浮かぶのが翻訳史なんですが、ほかにも「ホームズがどういうイメージで語られてきたか」というような研究もありうる。この場合、大宅文庫のような雑誌専門の図書館が大いに役立つ。
しかし、ホームズの文化史的研究というのは他にもいろいろ考えられる。その中で重要なのが「イメージ・図像としてのホームズがどう使用・消費されてきたか」というのがあります。新聞・雑誌の記事だけでなく、演劇やテレビ番組あるいは番組中の引用、それやコマーシャルへの登場、広告の中の図像、そういうものからホームズが時代時代でどんな使われ方をしているかを研究する。文化史研究の中でも、これが一番難しい。なぜならこういうものは使用され消費された後はすぐに散逸してしまうから。「こういうものの何年の広告にホームズが使われていた」という風に最初から探すものが決まっていたらなんとかなることも少なくないけれども、そのとっかかりがないと、1年前、2年前のことでもわからなくなる。しかし、こういう情報ほど、ホームズ物語を読まない人を含めて、日本ではホームズがどんなイメージを持たれているかを知るには重要なのです。
ただ、先に書いたようにそういう情報は散逸して、あとからはわからなくなる。しかし、例えばBS通信なりWEJなりにそういう情報が寄せられていれば、それらのバックナンバーを当たることでそういった情報が(全体の中のごく一部であれ)得られる。今書かれている情報は、5年後、10年後には文化史的には宝の山となるわけです。地道に事物の蒐集を続けることで値打ちが出てくる。これは「ホームズ学」という、狭い範囲の価値ではなく、文化史的に重要なことなんです。論考は、それを支えるデータがないと生まれませんから。
「こういう情報は幼稚だ」とおっしゃる方は、ご一考ください。

Re:木下信一先生 - わたべ

2017/11/30 (Thu) 11:46:40

木下先生の「広告宣伝誌でも扱いが問題」とのご高見はまことにもっともです。私は浦和レンズ様は全く存じ上げておりませんが、数年前に、「BS通信」があきたらなくなり、(私の個人判断です)「ホームズの世界」がA5版の小さな本になってしまった時、事務局は「何を考えておられるのか」と疑問に感じて退会いたしました。関西支部は継続していますので念のため。

ホームズ像の文化史的意義は十分あります。 - 箱根七里

2017/12/08 (Fri) 00:31:44

先ず木下氏の文化史的評論を否定するつもりは全くありません。現在はホームズがいろいろと商業利用されていますが、著作権も切れているので悪用も善用も自由です。ただ玄人の集まりのはずのJSHCの会紙で不動産屋の広告にホームズが使われたといってありがたがるのはいかがなものかと思います。浦和レンズさんやわたべさんの心中を察すると、そんなレベルの会報のクラブでは入会の値打ちはないということなのでしょうが、私は片頬で笑ってみています。編集方針も変わったとのこと、大人のニュースから子供のニュースまであっても、私は選択して読んでいます。
軽井沢のホームズ像はどしどし地元軽井沢の文化的な存在としてとりあげられるだけの存在であってほしいものです。しかし像の建立に反対した会員がいたと聞きますし、地元誌にも載ったり載らなかったりとのこと、一筋縄では行きませんね。

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