ウエストホームズ談話室

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ホームズファンのための談話室です。どうぞおくつろぎください。  

WEJ482(12月)号を拝受しました。 - 疲労脳

2017/12/30 (Sat) 14:10:45

 本年最終号である482号が到着しました。編集者・記者・寄稿者の会員諸氏に置かれましたは1年間ご苦労様でした。
 SH131年納め号と銘打った紙面で印象に残った記事は次の通りです。来年も充実した紙面をよろしくお願いします。
★SH紀元131年関西支部十大ニュース(原田氏)
 うかがいますと、1年間の事業報告をお役所仕事のようなものではなく「十大ニュース」と洒落た表現で行っているとのこと。そのセンスに敬意を表すると共に、年間の出来事を思い出しています。
★『群像』新人評論賞にホームズ論(土居氏)
 原評論を読みますと、シャーロキアンの観察する目を持っている者にとっては当然の評論です。うまく評論の形でまとめたものです。
★『シャーロック・ホームズ紀要』第22巻1号発行(福島氏)
 クリスマスの贈り物をする日に発行されたとの事、なかなか小難しい論文集でもシャレています。内容もいろんなん形式のものを11編とは、大充実ではないでしょうか。あたらしい説を楽しみたいと思います。
★《青い紅玉》再考三(平賀氏)
 《青い紅玉》の再考論文に、221Bの場所だとか当時のベーカー・ストリート・バザールが詳しく述べられています。やはり第一次資料を入手しこれを駆使・応用しなければ論文とは言えないのでもっともですが、新資料を見つけた時はそれを応用しなければ研究の段階に進めません。
★緋色の検索(吉本氏)
 エスクワイヤ̪誌やハードボイルドなど懐かしいダンディが登場しています。それにしても、ホームズがダンディか否か論は分かれるでしょうが、正典登場人物やJSHC会員にはあまりダンディとは縁がうすいようですね。

発行5100ページを寿ぐ - 初期高齢者

2017/12/31 (Sun) 02:29:15

 平成29年最終の会報WEJ482号が5100ページを達成したことは、まことに偉業であり、これは同号3面に記名報告されている執筆者87名の方々が築いたもの。深甚なる敬意を表してやみません。年が明けましても充実した紙面をお願いします。

Re:土居様『群像』新人評論賞論文について - 大唐津家

2017/12/31 (Sun) 20:33:46

 土居様の『群像』新人賞評論を私も読みました。立派な評論の文体となっており、力作ですが、要はドイルが、文壇や知識人から総スカンを食らったり、ホームズが負担となった結果としてホームズが作者を離れて一本立ちしたのが幸いしてホームズが永遠の生命を得たことを順序正しく評していただいたもの、作家ドイルから独立したことがホームズにとってかえって幸いであったのです。

緋色の検索はオモシロイでんな - 桂サッシ

2018/01/01 (Mon) 02:07:57

吉本はんの「緋色の検索」は、並みのJSHC会員には書けへん破天荒な一文でんな。内容はなかなか博識かつ大胆、ホームズのアニメしか知らへん会員はついて行けまへんのとちゃいまっか。お聞きしたところでは神戸にお住まいで神戸の仏滅会で発表されたものとか、本年も頼んまっせ。

中尾さんの学会誌記事の鋭さ - 西大久保

2018/01/01 (Mon) 02:28:12

 中尾さんが学会誌でホームズを論じておられることを紹介された記事の中で、物知り気取りのシャーロキアンはうっかりしえいるのか、事実に目をつぶっているのか、気が付かないのか「生みの親のコナン・ドイルは文学的貢献ではなく戦争協力で勲爵士をもらったのでホームズファンにはいささかがっかりだが」の一文に、文学者の鋭い目を感じました。シャーロキアンの中には何でもドイルを評価崇拝してはばからない人が素人学者よろしくおらますが、これは是、非として論じるのが、学者・文化人ですよ。

改めて関西支部運営の記録を読んで - レンガ

2018/01/03 (Wed) 01:42:26

記事中に229回仏滅会が中之島図書館で開催された記録が載っています。重文の建物で仏滅会を開いていることを改めて感じました。此の日に夕食会を開いたのは館内のスモーブローキッチンナカノシマ、日経新聞の「なんでもランキング」の「文化財カフェ特別なひととき」で西の2位にランクされていました。明治期の近代建築の中に設けられたもので「今の時代に合った見事な近代建築の空間演出」と評されていました。夕食会の場所も工夫しているのだなと改めて幹事さんに感謝です。

本題よりも関連事項が重要な変わった論文 - ひらの

2018/01/03 (Wed) 02:20:52

平賀先生の「《青い紅玉》再考」は有意義な論文ではないでしょうか。それは、この事件簿を再考されるのが本論ですが、今までよく解らなかった「ベーカー街バザール」の正体に迫り、ハドソン夫人の住宅221bのありかを絞るといった関連した重要事項を究明して本論の結論を導いています。このようにバザールについてしらべるだけではなく、それを発展させて次の研究に取り組むところに意義があるのです。

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