ウエストホームズ談話室

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ホームズファンのための談話室です。どうぞおくつろぎください。  

WEJ12月(494)号を拝受しました。 - 疲労脳

2018/12/24 (Mon) 03:39:54

到着したWEJは第44巻の12号、本年の納め号です。1年間キッチリと、かつ充実した紙面をお届けいただき感謝します。また今号も豪華な切手が貼ってあり、手間を惜しんでいる商業的またはお役所仕事的ではないお心遣いに重ねて感謝いたします。今号で私の印象に残った記事は次のとおりです。
★SH紀元132年関西支部十大ニュース(原田氏)
 十大ニュースの形を取っているが、実は年間の事業報告をこの形で行っているのだと、いつぞや伺いましたが、そのセンスが洒落ていることと、内容もなかなかの1年であったなと読み返して感じたことを特記しておきます。
★平成30年度のWEJ寄稿者について(冷泉家氏)
 本年のWEJは連載の論文がズラリ揃っていたので、その執筆者がベストテンの上位に並びました。それにしてもそれぞれの方の研究はまさにハイレベル、JSHCのレベルを引き上げていると私は思います。
★2018年関西支部運営の記録(豊島氏)
 これを含め上記3つはいずれも要は事業報告です。それを一つはホームズ紀元で、一つは我が国の年号で、一つは西暦で年を現しているのも遊び心にあふれていますね。結構結構。
★河村さん『評伝コナン ドイルの真実』を出版(中津氏)
 河村幹夫さんのこの本は、河村さんのドイル評価の集大成とも言うべきものではないでしょうか。なかなかよく調べた力作です。コナン・ドイルは複合姓であるとして、コナンとドイルの間を1字空けておられるなど工夫も見られます。
★ホームズ原理主義と発展主義―19(平賀氏)
 平賀ホームズ学もとうとう「モリアティは生きている」との結論に至ったようです。本年ノーベル賞を受章された本庶先生は「教科書に書いてあってもそのまま信じない」と言っておられますが、平賀さんも教科書やこれを取り巻く参考書を安易に信じなくて新理論を打ち立てられた様子ですね。

ホームズは金田一に遅れを取っていぬか - 振位置

2018/12/26 (Wed) 00:34:08

WEJ494号記事によると、大水害にもめげず金田一探偵ゆかりの岡山県真備町で開いた金田一イベントに約120人が参加したとのこと。一方JSHCのベイカー街通信によると、本年のJSHC全国大会の参加者は44名とある。何か金田一に遅れを取っていぬだろうか。

「週刊さくだいら」について - 奈志雄

2018/12/27 (Thu) 01:12:44

そういえば軽井沢は行政的には北佐久郡に属しているのですね。お役者の区分はさておき、世界の軽井沢に世界のホームズ像がある町です。それにして佐久に拠点を置くタウン紙がホームズを取り上げるのはやや遅かったのでは。

『四つの署名』とインド―中尾先生―を評価 - むさし

2018/12/27 (Thu) 01:45:44

以前にもこの談話室の談話で発言したが、中尾先生の本論文は今までのJSHCの会員が手をつけなかった(力が及ばなかった)背景事情に深く切り込んでいる。ホームズの事件簿では、ワトソンの認識不足によるのか、前段の背景事情がいいかげんな作品が見られる。いわくモルモン教団、いわくKKK、いわくスコウラー、しかし『四つの署名』のインドは未だマシなようだ。先行研究であまり取り組んでいない部分に切り込む論文に大いに期待する。

JSHC史上ベストテン論文3編が紀要に - 陸前矢作

2019/01/04 (Fri) 03:29:31

494号7面にSH紀要発行の記事が出ているが、一読して次の3研究はJSHC40年の歴史において、ベストテンの上位にランクされる力作と評価されよう。
 中尾真理氏「《四つの署名》とインド」
 佐々木一仁氏「《赤毛連盟》再考~質屋の裏の銀行になぜナポレオン金貨が眠っていたのか?」
 平賀三郎氏「モリアティ教授の死体を追って」
3編とも聖典の中の重大な疑問点であるが、従来は深く考察されたことのないテーマを取り上げ、新しい見解を発表している正統論文である。ベストテンでも上位にランクされるべき研究であろう。

技法斬新なん福島論文 - 異名寺

2019/01/07 (Mon) 01:04:04

WEJ494号の紀要発行の記事を読み、またWEJに490号まで連載されていた「真説シルバー・ブレイズ」を読んで、今回の紀要論文「《銀製号事件》の真相を追って」は、独特の技法によって書かれているものだろうと小生は思った。即ち、ホームズやロス大佐が競馬場からロンドンに帰る時に乗ったのは「プルマンカー」とあるところから、プルマンカーを手掛かりにして論じたもので、これは一つの行き方である。その代わり文中の記述やこざかしい先行研究は無視、ウィンチェスターも否定、これも一つの技法だろう。

ライヘンバッハの滝は山奥とはちゃいまんのか - 桂サッシ

2019/01/07 (Mon) 13:12:40

平賀はんの「ホームズ原理主義と発展主義」を読んでビックリしましてん。今まで出ているドイルの本でもホームズ研究でも、ライヘンバッハの滝は人里離れた山奥になるように書いてはりますが、マイリンゲン村から僅か1.5キロ、滝の下の川も僅か1キロほど流れると村に出てしまうとの事、今までの本を書かはったんはどこを見て書いてましたんや。ホームズの大家や権威者という手もエエカゲンなこっちゃ。

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