ウエストホームズ談話室
WEJ499(5月）号を拝受しました。 - 疲労脳
2019/05/12 (Sun) 10:58:54
あと１号で500号に達する499号は「第29回追分フォ－ラム配布号」。関西支部は豊富なスタッフが集まって、一歩一歩文化団体にふさわしいレベルの歩みを続けておられます。
今号で私が評価する記事は次のとおりです。
★信濃毎日新聞が追分フォーラムを報道（浅間氏）
地方紙と言っても、大きな記事ですね。JSHC事務局が開いている東京例会や軽井沢セミナーは会員のみの内部行事ですから報道されることはありません。追分フォーラムは今年から展示会を新たに企画して外部に参加を呼びかけているからこその新聞報道です。ホームズ像の写真入りで大ヒットですね。
★第243回大阪仏滅会報告（眞下氏）
「ホームズ物語とドイツ」と「今日は、十五世紀以降の事は何も見ていない。ホームズと尚古癖（アンティクァリアニズム）の2本の発表があったそうですが、いずれもハイレベルな内容と受取りました。特にホームズの文庫本には「悪訳もあり正確訳はない！」と手厳しい発表のようですが、内部の人間のみの内輪な発表では決して聞けない評価です。
★「カーバンクル」の真の意味（福島氏）
《ブルー・カーバンクル》の訳について、オックスフォード版での誤りを指摘して、最近カーバンクルをガーネットと訳していることに疑問を呈している。真相に切り込む優れた論文と敬意を表したい。
★ホームズ原理主義と発展主義２３（平賀氏）
小手先のことしか気づかないシャーロキアンは多いが、平賀氏はなぜK.K.K.派である南軍の将校が、かくも執拗に命を狙われたのかとの基本的な謎にいどみ、一つの解答を示している。これも基本的な問題を切り込む研究である。
そういえばハガキ等別便での連絡も。 - 四方山花子
2019/05/12 (Sun) 12:38:34
そう言えば、何年も前にある長老会員から初期のWEJのファイルを頂戴した中に、ハガキによる仏滅会の案内や、忘年会（だったかな）の案内が綴り込まれていました。12面の「500号を数えようとしているWEJ]の記事中にある「編集に小回りが利かない、活動の予告や報告など機関紙としての機能に問題があり」に一致します。「WEJ日曜版」も綴り込まれています。歴史ですねえ。
仏滅会は正常な会ですね - 西大久保
2019/05/12 (Sun) 23:04:23
眞下さんの「第243回大阪仏滅会報告」を読むと、仏滅会は運営も出席者も至極正常で、教養人かつ文化人による優れた研究発表が行われていることが良く分かります。まさに本物のシャーロキアンの集りですね。
The Dancing Menノート（その２）は秀作研究 - 森の住人
2019/05/16 (Thu) 10:30:12
林庄宏氏の表記論文を拝読してまさに頭が下がった。研究とはデーターをあつめるだけでは成立しない。そのデーターを分析し、考察し、処理して一つの結論、それも新しい結論を導かねば研究ではない。林氏は連載第1回で謙遜しておられるが、研究のレベルは高い。よくここまで詳しく調べられているものだ。連載第3回以後に大いに期待したい。
いつもながら精緻な眞下論文 - はるみ
2019/05/31 (Fri) 13:27:57
眞下先生の連載、いつもながら精緻な論文で素晴らしいですね。よくもここまで調べておられると感心すると共にJSHC内でも上位のものではないでしょうか。