ウエストホームズ談話室

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ホームズファンのための談話室です。どうぞおくつろぎください。  

WEJ535(5月)号を拝受しました。 - 疲労脳

2022/05/08 (Sun) 14:08:19

第30回追分フォーラム配布号である535号を拝受しました。フォーラムでは会員以外にも配布する計画のようですね。会員以外の人には内容が少し難しかったかもしれませんが、これも会報のレベルを物語ることでありましょう。今号で印象に残った紙面、私が評価する紙面は次のとおりです。
★軽井沢のガイド本にホームズが登場(沓掛氏)
 本年は広報や観光案内にホームズ何回も登場したのですね。流石に関西支部の努力でホームズが地元に着々と定着した結果と思います。
★The Six Napoleonsノートその1(林氏)
 文章もよくわかり、いかにもホームズ学の論文に相応しい寄稿です。いつもはない大げさな肩書がついていますが、これは追分フォーラムに参加した関西支部会員以外の読者にどんな方が書いたかを知らせるためだと思いまうs。不定期配布物には必要な対処ですね。
★《赤毛連盟》再考‐1(中島氏)
 単純素朴なんホームズ論文とは異なり、従来からの批判に見られる何かが抜けている「赤毛という記号を特化することで全体像がゆがめられるひずみが生じてしまっている」との観点で音楽的な総体として読む試みを提示している。今後が楽しみである。
★ホームズ空白の3年間 何故チベットなのか―第2階(森田氏)
 文献をただ引用したものよりも、実際に現地を訪れ、見分し、観察したレポートは貴重である。今回の末尾に記されている「ホームズの帰国後、1903年に英印軍は(中略)チベット二侵攻、勝利をおさめたという」の記述はずいぶん印象的である。
★《緑柱石の宝冠》の闇―第18回(原田氏)
 3年越しの大連載、それも精密なまるで裁判所に出す書類顔負けの論文です。一つの事件簿をここまで詳しく分析した研究は世界でも初めてではないでしょうか。世界のシャーロキアン初の視点、論点、注目点が提起されるかもWEJならではではないでしょうか。これも研究の進歩ですね。

Re: WEJ535(5月)号を拝受しました。 - 能勢とよの

2022/05/09 (Mon) 22:29:09

 林さんのThe Napoleon Notesは、追分フォーラムに参加した者にとっては、久しぶりにウナされた論文である。
 いつものなぜSixなのか? なぜイタリアなのか? なぜフランスなのか? なぜナポレオン像なのか?  なぜ大きさがちがうのか? 疑問をぶつけて結論を出す、あの独特の得意技が存分に発揮されている。
 
 まだまだ続きそうです、今後も大いに期待を持ちましょう!!

Re:誠実な林先生の論文 - 鮎主水

2022/05/10 (Tue) 18:38:30

モリアティの命日を選んで発行されているWEJ535号を開いてやはり誠実な文章の林論文「The Six Napoleonsノート」に目が止まりました。自意識過剰な文章もみられる中で誠実で正確な文章です。
筆者の肩書を見るとJSHC神戸大会実行委員長とあります。記録を調べると神戸の英国館がホームズの部屋を作る時に関西支部が指導助言し、完成後全国大会を神戸で開いた時にお世話いただいた方なんですね。JSHC運営の功労者のお一人ではないですか。それにしても充実した全国大会でした。

Re.中央新幹線の夢 - 鉄ちゃん哲五郎

2022/05/11 (Wed) 19:52:02

ぶらり軽井沢散策(その3・浅間氏)によると、明治維新後の明治政府は東京―京都を結ぶ鉄道建設を計画し、そのルートとしてお雇いイギリス人技師は中山道ルートを提言した。しかし碓氷峠で行き詰まった上、中部山岳地方をどう横断するか、難工事が予想され東海道ルートに変更されたとある。
 しかし筆者の浅間氏は、東京―京都間新幹線が東海道経由で513㎞、中山道ルートと大差はないと指摘しておられる。そこで実地に計算してみた。東京―佐久平(旧中山道岩村田宿)間が長野新幹線で164㎞、塩尻から旧中山道ルートを岐阜経由で京都まで301㎞、鉄道のない佐久平―塩尻間を旧中山道、現国道141号線で約50㎞、これを加えると516kmになる。なんと東海道新幹線経由の513㎞とたった3㎞の差となる。現在の土木工学の技術ならば中山道新幹線は「まんざら夢ではなかった」どころか、本当に夢ではないのである。

《赤毛》の質屋について全く別な見方 - アリス・ハイマン

2022/05/19 (Thu) 10:56:07

中島先生の新連載「《赤毛連盟」再考」を拝読して驚きました。今までの赤毛論では見たこともない論旨ではありませんか。まだ始まったばかりなので、これからどう進むのか、想像もつきませんが、新しい味方、論じ方は私どもの知恵の及ぶものではございません。次回以降の先生の非凡な進行を楽しみにしております。

Re: WEJ535(5月)号を拝受しました。 - 荒神 清

2022/05/29 (Sun) 01:07:42

 4月号から連載の森田さんの「ホームズ空白の3年間、何故チベットなのか」では、現地検証の素晴らしさが立派で当方には出来ないことである。
 
 思い出すのは、数十年前のJSHC川崎大会での英国のウェラーさんの「ホームズのチベット」の講演でした。
 もう一つは、ラサの風景が綺麗なインド北部のデラドゥーンからチベットのラサへ、カンチェンジュンガを仰ぎ見ながらのインド北東部のガントクまでの1997年のブラッド・ピット主演の映画「チベットの7年間」ベッキー・ジョンストン脚本とハインリッヒ・ハラ―などによるポタラ宮などのカラー・白黒の撮影・写真集です。コロナ禍で、カラーのラサが見れたのは有難い。
 この後の続きを期待しております。

 
 
 
 

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